このエントリーは denari01 Advent Calendar 2016 14日目のエントリーです。

昨日はpuhitakuの「Mayonnaise(マヨネーズ)という単語のアツさを語ろう」でした。

まえおき

もともと、Advent Calendarには「でなり観察レポート」というタイトルで登録していた。先日 kosen10s LT #6 があり、そのときのでなり観察日記を書こうかなと思ったのだが、なんとでなりは大遅刻。(詳しくは先日のエントリへ) ネタを集めようにも集めきれなかったので、普通に私から見たでなりに関する思い出とかを書こうと思う。

内容が変わったお詫びに、kosen10s LT #6でのでなりの土下座画像を貼っておく。

あやまりでなり

Close encounter of denari

まずは思い出話を若干しようと思う。

でなりとの出会いは高専5年(2014年)の夏だった。

私が高専ベンチャー経由で2週間のインターンをしていたとき、私のインターン先に突然現れたのが最初の接近遭遇だ。最終日のインターン報告会でKOSEN’sだかCode for KOSENだかの刺客として発表するために明石から上京してきたらしく、彼が昨年インターンに来たここに顔を出しに来たといった状況。退勤まで一緒に作業していたのだが、帰り際に宿泊先はどこか聞いたところ、なんと「ありたそ」のアパートだという。ありたそとは、さらに前の高専ベンチャーのイベントに私が参加した時に一緒のチームだった。しかも、その時ありたそと後味の悪い別れ方をしていたので、でなりに付いていってありたそに会ってから宿に戻ることにした。

(具体的には、ありたそが倒れて救急車で搬送されて以来、直接は会っていなかった)

退勤後、たしかでなりと待ち合わせしていた数人とラーメンを食べて、ありたそ宅に向かったのだが、この道中で、でなりの驚くべき行動があった。帰りの電車賃が足りないから貸してほしいというのだ。私は(たしか快く)承諾したのだが、少し度肝を抜かれたのを覚えている。

道中は、だいたいでなりのWordpress魔術の話とか、でなりのインターンの話を聞いていた気がする。

このときのでなりの印象は、Wordpressもデザインもできるすごいやつ(あと初対面でもお金を借りる。)だったと思う。

KOSEN10’s LT #1 with denari

接近遭遇から半年ほど経って、2015年のゴールデンウィークにKOSEN10’s LT #1で再開しました。確かその時は奥本くんあたりからTwitterのタイムラインでイベント情報が流れて来て、東京も近くなったし面白そうだからと思って参加を決めた。確認したら主催はでなり。

LTではたしかでなりはナルシストについて話してくれた。そのとき「ふーん。こういうナルシストもいるんだ」って感じに、ナルシストへの偏見というかネガティブな印象を打ち払ってくれた。

ナルシストとしてのでなり

思い出話はここら辺にして、普段の私から見たでなりのことを話そうと思う。

彼は自らナルシストを公言しているが、ただのナルシストではない。ここまで公言していたかは覚えていないのだが、彼はおそらく「周りからすごいって思われてる自分カッコいい」って思ってる人なのだ。だから彼は周囲のために行動できる。それが巡り巡って価値の高い自分を作り上げている。彼は価値の高い自分が好きなのだろう。だからすごくやさしい。そしてkosen10sでもみんなのために自ら一番動いている。「情けは人のためならず」という言葉が思い出される。この言葉は、情けは人のためにではなく、巡り巡って自分に帰ってくるものだということを言っているが、彼はそれをいつも実践しているのだろう。少なくとも彼自身がナルシストだと気付いた時には、このことに気づいていたか知っていたにちがいない。

Slackでのでなり

Slackでは彼が #design で話している時が一番輝いていると私は思う。デザインをやりたく転職してエンジニアからデザイナーに転向しただけあって、やはりデザインのことを話しているでなりはかっこいい。kosen10sの中では明らかに知識も経験もセンスもダントツだ。 #design に相談ごとを投下すると、大抵熱心なアドバイスを送ってくれる。質問にも色々答えてくれるし、それらに答えるときの denari typing... の表示からは返答を練りに練っていることが感じられる。

ほかのチャンネルでは、だいたいみんなのネタにされるか、アホの子っぽい発言をしたりしている。非常に落差が激しい。

kosen10sで「一番偉そうにしてる人」としてのでなり

kosen10sには明確にリーダーは存在しないが、誰が先頭に立っているかと言われたら、確実にでなりだ。それをLTイベントのたびに実感している。なにせ、いつもLTはでなりが音頭をとって進んでいる。kosen10sのイベントの為に一番時間を使っているのは明らかにでなりだ。普通、そういう立場の人間は「リーダー面」するものだが、彼は不思議とそういうことをしない。逆に、「kosen10sにリーダーはいない」と自ら発信するくらいだ。多くのメンバーが彼のことを実質的なリーダーだと思っているだろうが、その彼がそう宣言するのだからリーダーはいないと考えている。しかし、誰しもがではりはkosen10sに欠かせない人だと思っていることだろう。

でなりはkosen10sでの自分の立ち位置のことを「一番偉そうにしてる人」といっているのだが、正直その名称はださい。せっかくkosen10sへの貢献者筆頭なのだがら、もうちょっと良い名称を考えたいところだ。個人的には「優しい終身の独裁者」が近いと思っているが、彼は決して「独裁者」ではない。独裁者とは全く正反対の立場だ。とはいっても、何か揉め事が起こったとしたら、最終的に彼が出張って来て仲裁をするのだろう。そういう意味で非常に近いと思っている。そう考えると、kosen10sでのでなりの立場は「でなり」としか表現しようがない気がする。そこで、勝手ながらでなりの立ち位置のことを 「優しい終身のでなり」 と名付けることにする。やはりでなりは「でなり」なのだ。

まとめ

でなりは不思議な人物だ。このような思想で行動している人を他に見たことがない。これを見てさらにでなりに興味を持った人は、ぜひ直接あって見てほしい。ネット上だけでは、文章だけでは感じられない何かが得られるはずだ。

でなりへ

kosen10sが心地よい場であるのは、確実にでなりのおかげだありがとう。そしてでなりはたまに抜けているが、ほとんどの場合カッコいい人だ。これからもよろしく。